先日 、１０年間在籍していたギターサークルを退会、いや卒業しました。理由は、これから先、自分のギターの成長性も達成感も望めそうにないから。
ここ数年、自分の担当するパートは伴奏が主体でした。伴奏はメロディの引き立て役、伴奏は決してメロディを超えてはならず、目立ってはならない。それでいて伴奏は思った以上にタフで、数曲弾き終わる頃には指に痛みを感じるほどに疲労する。
それでも伴奏は、最初のうちはコードや和音など、それなりの知識や演奏力、経験を蓄積させてくれました。しかしハッキリ言ってそれももう今は食傷気味かなと思っていました。もちろん仲間と心を合わせて奏でる合奏の楽しさを全面否定するつもりはないのですが ･･･。
ギターとは自分の演奏を他人に聴いてもらうことを目標にして、練習を積み重ね、喝采を浴びることで達成感や喜びを感じながら成長するもの。「引き立て役は、一体何を糧に成長すればよいのか？」特に、退屈で何の魅力も感じられない合奏曲の伴奏を弾いているときは、自分の頭の中にいつもそんな疑問がありました。
卒業するに当たっては、少人数のサークルなので正直引け目もありましたが、自分はもう若くない。残された時間もそう長くはない。もっと自分の嗜好に合った曲を楽しもう！そう思って自己中心的に振る舞うことにしました。
今は、ギターサークルがこれからも、ますます活発に活動されることを祈るばかりです。