高尾山に登って来ました

新春の高尾山に登って来ました。朝8時に家を出て武蔵小金井駅から中央線で高尾駅へ、京王線に乗り換えて高尾山口駅までちょうど1時間。薬王院への初詣客でごった返すケーブルカー清滝駅を尻目に、駅のすぐ左手にある階段から始まる稲荷山コースを登り始めました。傾斜のきつい階段を200mほど進むと、ようやく階段が終わりゴツゴツした岩とむき出しになった木の根っこだらけの山道になりました。

標高599メートル、約3kmの行程。きつい登りを幾つも越えるとなだらかな登りになり、またその先にきつい登があり ・・・。幾度となくそんな繰り返しをしていると、見晴らしの良い展望台に着きました。

すっきりと晴れ渡った空、暖かな陽射し、眼下には八王子の街並み、遠く池袋や新宿のビル群、その向こうにスカイツリー、はるか彼方には筑波山も見えました。少し休憩してまたきつい登りを幾つか越えて行くと、やがて頂上直下の階段に差し掛かりました。約200段の階段は疲れた足には堪えましたが、「これを登れば頂上だ」見知らぬ人の励ましの声に元気づけられ一気に登り切りました。所要時間1時間45分、山頂からは頂上付近が少しだけ雲で隠れた富士山の雄姿が綺麗に見えました。汗ばんだ下着を着替え、11時ちょうどに山頂を後にしました。10分ほど下ると薬王院。たくさんの初詣客が行列を作っていましたが、山頂方面から初詣をする人は少ないため、比較的容易に参拝することが出来ました。女坂を下ってケーブルカーの高尾山駅まで行くと、この時間はまだ帰る人も少ないのか、思いがけなく待ち時間ゼロでケーブルカーに乗れたので、ケーブルカーで下ることにしました。高尾山口駅近くのイタリアンでランチ。すごく都会的で場違いの感じのするレストラン。野菜サラダとパスタとピザ。値段は少々高めでしたが、美味しい料理でした。「機会があればまた来よう」そんな思いを抱かせる店でした。家に帰るとさすがに疲労感を覚えましたが、満足感のある楽しい一日でした。