新型コロナウィルス

新型コロナウィルスの影響でマスクや殺菌剤が店頭から消え失せ、不穏な空気が漂う中で連日のように起きる超ド級の変化に、世はまさに騒然たる状況となっている。

WHOがパンデミックを宣言し、各国は感染拡大防止のための緊急措置を講じているが、経済への打撃も凄まじく、早くも新型コロナウィルス恐慌すら囁かれ始めている。

そんな中、我が国も例外なく様々な対策を講じているが、自分のような素人が考えても訳の解らない対策がひとつだけある。それは実施当初から場当たり的な対策として多くの非難を浴びた対策であるが、学校に対する突然の休校要請である。なぜあれ程に急ぐ必要があったのか?

せめて「1~2週間程度の春休みの前倒し開始を前提に期末テストや卒業式等の日程調整を行って欲しい」くらいの猶予を与えることが出来なかったのか?

そんな疑問が今だに払拭出来ない。

甚だしく理不尽なのは、こともあろうにかえって感染リスクの高い満員電車に子供を乗せて会社に出勤することを容認したり、学校の運動場や教室を子供のために開放したり、そして公園に行けば、遊具広場は平日なのに子供で溢れかえっていたり・・・

一体何のための休校だったのか、これはもう論理破綻としか言いようがない。

先日のテレビでの文科大臣の言葉。「学校がクラスター感染の現場にならないで良かった」

保身のためなのか、パフォーマンスなのか、ったく、いい加減にしてくれ。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

しかし公園で遊んでいる子供達の表情は、そんな大人達の思惑とは無関係に屈託がない。ましてや新型コロナウィルスへの恐怖など微塵も感じられない。

そんな元気な子供達を見ていると、いつの間にか腹立たしさも消えていた。青く澄んだ空。見上げるとこぶしが満開だった。

一日も早く新型コロナウィルスが終息して、元気な子供たちが安心して暮らせる社会に戻って欲しい。

そんなありきたりな思いを改めて抱かされたある日の午後だった。