4年ぶりのカラオケ大会

長らく自粛状態にあったカラオケ大会が、新型コロナの5類移行に伴い再開の動きが加速している。早速4年ぶりに開催された某カラオケ大会に参加してきた。

参加者は約80名、朝10時から開始し、途中1時間の昼食休憩を挟んで夕方4時過ぎには終了した。

シニアのカラオケ団体の合同開催なので、参加者は相変わらず70代、80代が中心だったが、圧倒的に女性が多かったコロナ前に比べ何故か男性が増え男女比率はほぼ同数だった。

カラオケ大会の醍醐味のひとつは、自分の歌う順番を待つ緊張感だ。

もうすぐ出番を控えた10人ほどがステージの袖においてある椅子に座って順番待ちをするのだが、初めて参加した頃は1人また1人と自分の出番が近づいて来るのに従い、異常なほどに緊張して胸がドキドキした。

しかし場数を踏むごとに緊張感はいつの間にかワクワク感へと変わり、不必要な緊張感はほとんど無くなった。

何といっても最大の醍醐味は、マイクを片手にステージに立った時の爽快感だ。音響効果の良い会場に響き渡る自分の歌声、聴いて頂いた人々の拍手。

自分がステージに立っている時間は、他人の歌を聴いている時間や待っている時間に比べて余りにも短い。だが、納得の行く歌唱が出来た時の嬉しさや充実感は何者にも代えがたい。

コロナ前は年に3、4回こうしたカラオケ大会に参加していた。

もちろんコロナはまだ終息したわけではないが、こうしたカラオケ大会のように、色々なものが早くコロナ前に復帰して、もっと社会が明るく楽しくなって欲しいと改めて思った。