珍しく朝方は雲が垂れ込め涼しさも感じられたので、気になっていた芝刈りをやることにした。
例年芝刈りは7月中旬から8月の初旬頃に行っているが、今年は猛暑日続きでやらねばと思いつつも今日までやらずじまいでいた。
一方芝は我が世の春を謳歌するがごとく、伸び放題に伸びて15~20センチの鬱陶しい草むらになっている。
芝刈りは比較的スペースのある場所は手動式の芝刈り機を使用し、花壇や踏み石の近辺はバリカンを使用して行う。
しかし、手動式の芝刈り機は伸びきった芝に食い込んでなかなか簡単には前に進まない。腕力だけでなく芝刈り機の持ち手に全体重を乗せて少しずつ前進する。
恐らく通常の芝刈りの何倍もの作業体力を必要としているに違いない。たちまち両腕の筋肉が硬直して棒のようになってしまった。
それが一通り終わると、今度は中腰になって花壇や踏み石の近辺に生えている芝をバリカンを使って刈り始める。折しも雲が切れてギラギラと照り付ける太陽に背中が暑い。
汗びっしょりになって日陰に座って水分を補給する。気温がぐんぐん上昇するのを感じながら、それでもしばらくは作業を続けたが、如何せん中腰の作業は腰の痛みも半端ない。
少し休もうと立って腰を伸ばすと、今度は立ち眩みが始まったので、まだ予定の半分しか消化していなかったが、やむなく今日の作業は断念することにした。
たかが芝刈り、されど芝刈り。熱中症と戦いながら頑張った戦果は、むさ苦しい草むらを刈り取った後のスッキリとした緑、庭らしさが蘇る。
まだまだ猛暑は続くようだが、また隙をみて残り半分やっつけるぞ!
まだまだ元気な自分が再認識出来て嬉しかった。